作り手のご紹介


【 平井睦美 】


岡山県を中拠点に、国内外で個展を開催しているガラス作家さんです。

大学4年間でガラスを学び、卒業後アメリカ シアトルに短期のガラス留学。
帰国後5年間ガラス工房に勤めたのち独立。

カタチを吹きガラスで制作し、マスキング(テープやボンドで保護)したあと
サンドブラスト(空気と砂を同時にノズルから噴射し、
ガラスを削る機械)で時間をかけて深く削っていきます。

この技法を用いて制作されるガラス作家さんは数少なく、たいへん珍しいです。

マスキングとサンドブラストを繰り返す作業は、根気と時間がかかる作業です。
しかし、出来上がった作品は目の錯覚・光の屈折・触れた時の感触…など様々な見え方があります。
このスタイルを大切に日々制作に励んでいらっしゃいます。

ひとつひとつ丁寧に彫られた模様が繊細で、
ご自身がこだわっておられる手触り、光が射した時の影模様までもが美しい作品です。

使う楽しさや、日常に少し心躍る瞬間を器と共に共有できたら幸いです。

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