【 器を長く使っていただくために( 目止めについて ) 】
陶器には見えない小さな穴がたくさんあります。
そこで「目止め」というステップを踏み、
小さな穴を塞いでコーティングすることで、汚れや変色を予防することができます。
〔 目止めの方法 〕
1.米の研ぎ汁を器が被るくらいに入れ、弱火で15分〜20分ほど煮沸します。
2.火を止め、研ぎ汁に器を入れたまま自然に冷まします。
3.冷めたら、ぬめりが取れるまで洗い流します。
【 ご使用について 】
電子レンジ
一部を除いて、基本的に使用可能ですが過度の温めを繰り返すと
器に負担がかかりますのでおすすめしません。
食洗機
基本的には使用をおすすめしません。
オーブン
耐熱食器の表記がある器以外は使用不可です。
【 器についてご理解頂きたいこと 】
当店で扱う器には様々な特性や個性があります。
釉薬や模様の表方や形が少しずつ違ったりと、
ひとつとして同じものがなくそれぞれの味わいがある器を多く取り扱っております。
器の個性として以下のような点が見られる場合があります。
ご理解頂き、手元に届いた器を大切に使っていただけたら幸いです。
黒い点
陶器の原料となる土には鉄分が含まれており、焼成の際に鉄分が反応し黒い点となって現れます。
小さな穴(ピンホール)
針で突いたような小さな穴がある場合があります。
陶器の器にはほぼ必ずといっていい程ピンホールが見られます。
突起物
ピンホールとは逆に突起物のような塊が見られる場合があります。
他の器や机が傷付かない程度の場合は良品とさせて頂いております。
釉薬による色ムラ / 釉溜まり / 釉垂れ / 色飛び
釉薬を掛ける作業は手作業の場合が多いため個体差が出ます。
絵柄の滲み / かすれ
絵柄のある器に見られる場合があります。
結晶化
釉薬が溜まった部分に小穴が数点見られる場合や、結晶化して白い斑点状になっているものがあります。
ヒビ(貫入現象)
焼成時に素地と釉薬の収縮率からできるヒビのように見られる現象です。
はさみ跡
釉薬をかける際に釉掛けハサミを使用する場合があります。
ハサミで挟んだ器の表面部分の一部にポツンと色に濃淡が現れます。